遺伝子編集、最先端はDNAではなくRNAの編集へ。より繊細かつ一時的な調整が可能に2018.03.23 18:3514,864 塚本 紺 遺伝子そのものではなく、そのメッセンジャーを編集。 DNAは生命の設計図とよくいわれます。その設計図を編集するテクノロジーが近年めざましく発展してきており、疾患治療や、動物が疾患を広めないように”改良”するといった行為、そして遠い未来には実現するかもしれないデザイナー・ベイビーまで、その可能性は拡大を続けています。しかしこの分野において、RNAも大きな可能性を秘めていることが分かり始めています。RNAはDNAの情報に従ってタンパク質を合成するという、「DNAの情報を細胞に伝えるメッセンジャー」のような役割を担っています。 現在、世界的に有名な研究施設によって遺伝子編集に使われるCRISPRを、RNAの編集技術と組み合わせるという研究がいくつも行なわれてい
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