東・南シナ海、対立の構図 6つのポイントで解読米軍が南シナ海の南沙(英語名スプラトリー)諸島にイージス艦を派遣、中国が岩礁を埋め立ててつくった人工島の12カイリ以内で巡視活動に踏み切った。一方、東シナ海では中国が一方的に進めるガス田開発に関し、協議再開を目指すことで一致したものの、沖縄県の尖閣諸島の領有権を主張する中国との対立は解消していない。米国を巻き込んで一触即発の危険性をはらんでいるこの地域をめぐる各国の思惑を探る。 米軍が南シナ海の南沙(英語名スプラトリー)諸島にイージス艦を派遣、中国が岩礁を埋め立ててつくった人工島の12カイリ以内で巡視活動に踏み切った。一方、東シナ海では中国が一方的に進めるガス田開発に関し、協議再開を目指すことで一致したものの、沖縄県の尖閣諸島の領有権を主張する中国との対立は解消していない。米国を巻き込んで一触即発の危険性をはらんでいるこの地域をめぐる各国の思惑