分散バージョン管理システムのGitには様々なサブコマンドがありますが、その中の1つである git filter-branch を使用すると、過去のコミットを完全に無かった事にしてしまうなどの強力なコミット履歴の編集が可能となります。大きなリポジトリの特定のディレクトリ以下の内容をコミット履歴付きで別の小さなリポジトリとして取り出したり、ファイルの中に書かれていた生のパスワードを履歴の中から消去したり、というのはよく紹介される例です。 このエントリでは別の例として、コミットメッセージだけを後からまとめて修正する手順をご紹介しましょう。 元々非公開なプロジェクトとして開発を進めていたものを、公開リポジトリに移動したいとなると、やはり機密情報は完全に取り除いておく必要があります。リポジトリに格納されているファイルそのものの内容の編集方法については上記の例で解説されていますが、それ以外の場合として
![Gitで不適切なコミットメッセージを削除した公開リポジトリを作る - 2012-01-05 - ククログ](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/06bdd2cfba37af959427276749418d8c86b5e4b3/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.clear-code.com%2Fimages%2Ficon.png)