食物アレルギーのある子供を持つ親は、給食の献立のチェックが大変--。そんな負担を軽減し、誤食による事故を防げればと、福岡市の医師らが市立小学校の給食の献立から27種類のアレルギー原因物質(アレルゲン)を含む品目を自動検出するアプリを開発した。 アプリは「スマイル給食リンクシステム」で、福岡市の医師やアレルギー患者らで作る「福岡食物アレルギーネットワーク」(代表世話人・柴田瑠美子医師)が作った。地域ごとに5パターンある市立小学校の毎月の献立情報が組み込まれており、アレルゲンを含む品目を自動検出する。 利用者は学校や児童名、牛乳や卵など注意が必要な食材を登録。日付をクリックすると献立が表示され、アレルゲンを含む品目には「×」が付く。希望すれば、翌日の献立についての情報がメールで送られる。