1クール2クールで、ぐるぐるぐるぐるアニメは回る。前クールのアニメが終わると次クールのアニメが来る。ずっと来る。 面白かった、つまらなかった、笑った、泣いた……いろんな思いは心のなかに残りつつ、次クールへと出陣する。 毎クール終わる頃には、いつもアニメの総評をしていた。だいたい全部のアニメを見ていたから、少なくとも自分の中での総評はとても意味があった。たくさんのアニメを見ることの良いことの一つは、少なくとも自分の中で、自信を持って「このアニメはあのアニメと比較して」というような比較論ができることだ。そこに全くの嘘はなく、「あれを見ていないから分からないけれど」などと予防線を張る必要もない。アニメに対して普通に考えたことが普通に真実というか、嘘偽りないものであることが自分の中で担保されるのだ。これはとても素晴らしいことで、思いのほかストレスフリーなのである。 一体誰と戦っているのか分からなく