メールが仕事上でのコミュニケーションの主要な手段になるにつれて,一日に届くメールの数はスパムメールを除いてもかなりの数になります.人はメールを読み,返事を書くことだけを仕事にしているわけではありませんから,仕事上でメールを読む時間は非常に限られています.したがって,あなたが送ったメールは時間をかけて注意深く読まれる可能性は低いのだという前提に立って,メールを書かなければなりません.例えば,メールで数回やりとりをしていると,前回のメールで自分が詳しく書いたはずの事項を,相手がまるで初めてのことのように質問してくることを経験したことはありませんか.このエピソードからもわかるようにメールの全文がいつも読まれているわけではないのです.とくに後半に書いたことは全く読まれない(スルーされる)か,目を通したとしてもほとんど注意を払われないと考えた方がよい場合が多いのです.私自身も忙しい時には,長いメール