今季より中国スーパーリーグの杭州緑城を率いる岡田武史監督。チームは現在最下位に沈んでいる【宇都宮徹壱】 欧州各国のリーグがフィナーレを迎えつつある中、異国での苦しい戦いを続けている日本人がいる。今季より中国スーパーリーグ、杭州緑城足球倶楽部を率いている岡田武史監督である。4月28日にホームで行われた第8節の大連実徳戦では、後半26分にマゾーラ(元浦和)のゴールで同点に追いついたものの、どうしても勝ち越すことができず、そのまま1−1でタイムアップ。対戦相手の実徳は、かつては名門として知られていたものの今季は大きく出遅れてしまい、現在15位と低迷。その下の16位(つまり最下位)の緑城にとっては、ぜひとも浮上のきっかけをつかみたいところだったが、結果として最下位脱出はならなかった。 すでに日本では、J1とJ2で4人の監督が解任されている。中国でも、大連のもう1つのクラブである大連阿爾濱(あるび