自転車で車の前に飛び出す危険な運転をしたとして道交法違反(あおり運転)の罪に問われた埼玉県桶川市、無職、成島明彦被告(33)は16日、さいたま地裁(中桐圭一裁判官)で開かれた初公判で「間違いありません」と起訴内容を認めた。 成島被告は急な飛び出しを繰り返しているとして住民の間で「ひょっこり男」と呼ばれ、埼玉県警が昨年10月、あおり運転容疑を全国で初めて自転車に適用し逮捕していた。 検察側は冒頭陳述で、車が自転車を追い抜くことに腹を立てていた成島被告が、「急に進出して車に急ブレーキをかけさせれば、仕返しすることができる」という思いから危険な運転を繰り返していたと指摘した。 起訴状などによると、昨年3月~10月、埼玉県内の車道3カ所を自転車で走行中、対向する乗用車の通行を妨害する目的で、すれ違う直前にセンターライン上に飛び出したなどとしている。 埼玉県警は今月9日、千葉県流山市でも自転車に乗っ