オブジェクト指向言語であるJava言語からリレーショナル・データベースにアクセスする際には、インピーダンス・ミスマッチという問題が起こることは、よく知られている。 とはいえ、Java言語でデータベースにアクセスするソフトウェアを作るのは、難しいことではない。インピーダンス・ミスマッチは、コーディングが難しかったり、ソフトウェアを動かすと障害が起きる、といった類の問題ではないため、結局、何が問題なのか、良く分からないかもしれない。 ここでは、オブジェクト指向言語からリレーショナル・データベースにアクセスする際に、具体的にどのような問題に遭遇するのか、分かりやすい例を使って紹介しよう。 さらに、インピーダンス・ミスマッチを解決すべく、いくつかのO/Rマッピング方法を考えてみて、その良し悪しを検討してみよう。 ここで紹介する「伝言板システム」では、シャドウ・インフォメーションをインターフェースで