中国に本拠地をおくグローバルカンパニーのレノボは、独自開発の中国限定OSを搭載したスマートフォンを出荷している。いまいち分からんこのOS。その正体とは! 【山谷剛史の「アジアン・アイティー」:「楽OS」搭載の「楽phone」を買ってしまった!】 ・実は3代目の中国独自OS搭載スマートフォン 筆者が購入したのは「楽phone S1」という楽OS搭載の最新モデルだ。電脳街にあるレノボショップでは、同社のPCとともに“ごく普通”に販売されている。中国の自主開発規格というと、EVDをはじめとして、「欧米規格の製品より低価格」であることが多いが、楽Phone S1のレノボショップ価格は2499元(約3万円)と、中国で販売されているAndroid採用スマートフォンと比べてとりわけ安いわけではない。オンラインショップでは、もう少し安く、例えば、「淘宝網」の最安値ショップでは、約1600元(2万円弱