2020年1月 5首「ボスポラス・ダーダネルス」 短歌往来1月号に寄稿 2020年1月 15首「連絡船は十時」 まいだーん創刊号に寄稿 2020年2月 1首 短歌研究2月号に寄稿 2020年2月 詩「削肉包」 ユリイカ2月号に寄稿 2020年2月 詩「すなつむり」 フリーペーパー「急行アムステルダム」に寄稿
千種創一の『砂丘律』は、久し振りに読み応えのある歌集だった。作者は中東在住。「この歌集が、光の下であなたに何度も読まれて、日焼けして、表紙も折れて、背表紙も割れて、砂のようにぼろぼろになって、いつの日か無になることを願う。」と後書きにある。特異にして簡易な装丁のことを差し引いても、読みようによっては大した自信だ。何度も読み返す歌集がそれほどあるとも思われない。しかし、読み込んでみて、作者の覚悟のほどは伝わって来た。「ほとんどの連作において事実ではなく真実を詠おうと努めた。」と後書きにある。だから、詠われる真実を読み解いてみようと思う。 瓦斯燈を流砂のほとりに植えていき、そうだね、そこを街と呼ぼうか 砂漠の瞑想というものがある。砂漠にテントが立ち、村となり、市場が出来、大路が通り、都市へと発展し、人口が増えて、繁栄を極める。やがて衰退し、人が減り、建物は崩れ、道も絶えて、元の砂漠に戻る。世界
氏 名:坂井 修一(さかい しゅういち) 学 位:工学博士 ( 東京大学 ) 所 属: 東京大学 ・ 大学院情報理工学系研究科・ 電子情報学専攻 o 職名: 教授 o 研究室名: 坂井・入江研究室 o 連絡先: 〒113-8656 東京都文京区本郷7-3-1 専門: 計算機システムとその応用 略歴 1981年 東京大学 ・ 理学部 ・ 情報科学科 卒業 1986年 東京大学 ・大学院工学系研究科 ・ 情報工学専攻 修了。工学博士 博士論文"Interconnection Networks in Highly Parallel MIMD Computers"は British Library の要請により、 東大図書館 から同図書館に 寄贈された 1986年 通産省 ・ 工業技術院 ・ 電子技術総合研究所入所 以後、同所において並列計算機アーキテクチャの研究に従事。 EM-4 を開発。同
立場上*1、よく後輩や高校生から「短歌の本でおすすめありませんか?」と聞かれる。 そういうときは様々な歌人の作品を読むことができるアンソロジーを勧めたり、好きな短歌・歌人を訊いてその人が好きそうな本を勧めたりしている。 だが、そういう話をしたとしても大抵は口頭で書籍名を伝えるくらい。 尋ねた人は「どんな本を勧められたんだっけ?」と忘れてしまうだろうし、勧めた自分も「このまえも人に教えたけど、あの時はどんな本を勧めたんだっけ?」と忘れてしまいがちである。 そこで本稿では 最近短歌を始めたが、どんな本から読もうか迷っている 短歌のサークルや短歌結社に最近加入したが経験はまだ少なく、初心者を脱するのに良い本を探している という人を対象に、個人的にお勧めしたい本やシリーズをリストアップしてみたい。 なお、短歌の本の入手経路としては主に以下が挙げられる。 書店での購入 出版社への直接注文による購入
本を買うにはお金がかかる。 しかし、世界には読みたい本・興味を惹かれる本が山ほどある。 この世は残酷である。 そんな時、図書館を使うというのはひとつの有効な手段である。 特に読みたい本がすでに出版からかなりの年月が経ったものである場合、さらに良い方法もある。 「国立国会図書館デジタルコレクション」の利用がそれだ。 ashnoa.hatenablog.com この前は現代の短歌に焦点を絞って本を紹介した。 今回はデジタルコレクションで読める、明治から戦前くらいまでの「近代」と呼ばれる頃の歌集をリストアップしてみたい。 これらはすべて、無料でネット上で閲覧することが可能である。*1 近代短歌の残したものは膨大であり偉大である。 その全てを挙げることは例のごとく至難の技なので、ここでは永田和宏『近代秀歌 (岩波新書)』にて取り上げられている歌人を中心に、あくまでも僕個人の興味の範囲でのリストアッ
読んだ本 Efficient Linuxコマンドライン ―開発と自分に磨きをかけるLinuxのテクノロジー 作者:Daniel J. Barrettオーム社Amazon オライリーではPDFの電子版も買える。目次も確認可能。 感想 Linuxでbashを利用して効率的に作業を行うためのTips集という感じの書籍。 Linuxを普段CUIで利用する上で知っていたら便利な知識が記載されているのだけど、とてつもなくディープなことばかりが書かれているというわけではない。「あ、そういう使い方もできたのね」くらいでさらっと流してしまう感じの知識も多く、他のLinuxの書籍を読んでいたら感動は少ないかもしれない。 個人的には、Ctrl + rでのインクリメンタル検索を把握できていなかったので、この書籍で知って使えるようになったのが非常にありがたかった。 書籍中で非常に力が入っていると思ったのは第7章「コ
1 序論——定型っぽく読める? 歌会など、短歌作品を数名で読んでいるときのことだ。参加者の一人がある歌を一読して、その歌に対する評に移る。私を含めた数名がそれを聴いている。評者による批評が進行して、歌の韻律についての話が持ち上がると、評者が「この歌、すっと読んでしまいましたが、ここで実は破調しているんですね」と気づいて指摘する。そのとき、私(と、もしかしたらもう数名くらい)もようやくその歌において破調構造が存在していたことに気づく——。 あなたも、このような経験をしたことはないだろうか。歌の中に一読では気がつかないような自然な韻律で、なんらかの破調構造が紛れ込んでいる——冒頭に挙げたような話は、評の場で特に珍しくもなく起こり得ることであると思う。しかし短歌という定型詩においてそのような作品が存在し得ること、そしてその破調構造を含む韻律を自然に受け取ってしまえる瞬間があることは、実は非常に不
「今週の短歌」以外の短歌関係の文章がこちらにあります。 ・「定型文学論」 (「すばる」集英社2005年10月号に掲載) ・ 吉岡生夫歌集『草食獣隠棲篇』書評 (『鱧と水仙』に掲載) ・「短歌刻々」 一首評 ・「文体はどのような〈私〉を押し上げるか - 新鋭歌集の現在」 『短歌ヴァーサス』5号(風媒社) ・「大塚寅彦の短歌世界」 (『短歌』2004年7月号 中部短歌会に掲載) ・『レ・パヒエ・シアン』書評 ・ 黒瀬珂瀾『黒耀宮』書評 (『短歌』中部短歌会に掲載) 2007年の巻 [200] 5月 第1週 現代短歌のゆくえ、または『新響十人』 [199] 4月 第4週 杉森多佳子 または、泉下に師を呼ぶ文学的孤児 [198] 4月 第3週 棚木恒寿 または、薄くメランコリーを含んで自己を見つめる歌 [197] 4月 第2週 有沢 螢 または、内にあるみづかねの変色を見つめる歌 [
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