ブックマーク / yourahienoblog.hatenablog.jp (4)

  • 死なない少女(『劇場版 少女☆歌劇 レヴュースタァライト』感想) - サイコキラー、再び

    1. 序盤では一切明かされることがなかった過去の出来事や登場キャラクターたちの馴れ初めを、物語の後半にまるで堰を切ったように立て続けに開示していき、独特なエモーションを獲得することに成功しているのは、この作品の監督である古川知宏の、さらに師匠筋にあたる幾原邦彦の作品によく見られる作劇の手法である。これは幾原の2011年の作品『輪るピングドラム』において特に顕著であるが、古川はこの作品にもスタッフとして参加していた。 『劇場版 少女☆歌劇 レヴュースタァライト』において、古川はこの手法でヒロイン・愛城華恋を掘り下げる。TVシリーズでは断片的にしか描かれなかった、彼女が運命の舞台に一緒に立とうと誓った相手で、この作品のもう一人のヒロインである神楽ひかりとの出会いと、彼女たちが互いに運命を共有するに至るその過程が、映画ではより仔細に、回想の体で何度もインサートされる。TVシリーズではいつも天真爛

    死なない少女(『劇場版 少女☆歌劇 レヴュースタァライト』感想) - サイコキラー、再び
    amaikahlua
    amaikahlua 2022/10/27
    ここの管理人さんの文体はとてもカッコよく、一体どんなイケメンが書いてるんだろうと思ってしまう。この映画は未視聴だけど、エヴァとは異なるし仮面ライダーセイバーとも違った結末なのかー
  • ミツメ 「エスパー」 - サイコキラー、再び

    この一曲さえリリースしたなら、それだけでそのバンドには十分な存在意義があったと思わせられる、完璧な音楽が稀にある。 2020年に惜しくも解散をしてしまったシャムキャッツの「GIRL AT THE BUS STOP」や、山田尚子監督作『リズと青い鳥』の主題歌にもなったHomecomingsの「Songbirds」は、そのことを強く感じさせる楽曲だった。 そして、ミツメにとってのその一曲は、2017年12月にリリースされたこの「エスパー」だ。 はじめて「エスパー」を聴いたときのことはよく覚えている。リリースの数ヶ月前に行なわれたライブで新曲として披露されたこの曲を、その日、客席にいた一人のオーディエンスがSNSに動画で共有したのだ。楽曲のサビ部分だけが切り抜かれた動画だったが、当時、そのメロウな演奏、ヴォーカルに、一聴しただけで電流が走るような感覚があった。いまから5年前のことである。 「エス

    ミツメ 「エスパー」 - サイコキラー、再び
    amaikahlua
    amaikahlua 2022/10/27
    「この一曲さえ世に放つことができれば、それだけでそのバンドには十分な存在意義があったと思わせられる、完璧な音楽が稀にある」という出だしが最高だし、こういう曲を名曲認定できる感性も最高だよな。
  • 「脚本の人そこまで考えてないと思うよ」を考える。 - サイコキラー、再び

    (図1)『月刊少女野崎くん』6巻134pより 椿いづみによる4コマ漫画『月刊少女野崎くん』を読んだことがなくとも、この一コマだけなら知っているという人は多いのではないでしょうか(図1)。 これはヒロインの千代が、演劇部のお芝居で役をどのように演じればよいか、脚を読みながら苦悩する鹿島に対して、「脚の人そこまで考えてないと思うよ」と言いのける、4コマ漫画の4コマ目、いわゆるオチにあたるコマになります。続きを読み進めていくと、実は「脚の人そこまで考えていました」という次のオチが用意されているわけですが、実際に作品を読んだことがない人ではそれすら知らないのがほとんどではないかと思われます。このコマには作品来の文脈すらも無視して、パンチの効いたセリフ内容であるために、単体でインターネット上を一人歩きしてしまっている悲しい現状があります。それは前のめりになって何か作品を考察、解釈しているイン

    「脚本の人そこまで考えてないと思うよ」を考える。 - サイコキラー、再び
    amaikahlua
    amaikahlua 2022/06/09
    受け手は作り手の考えが及ばない所まで真剣に考えていいし、受け手の考察には責任が追及されうる。だからこそ批評や考察には真面目に取り組む価値があるんやな。
  • 全3巻で完結する漫画を紹介 - サイコキラー、再び

    現在の個人的な気分で「これだけは読んでください」と推薦したくなる完結済み漫画を紹介します。すべて全3巻の作品で統一しました。これというのも、全3巻という長さに私自身、強い愛着があるからです。何日もかけて読まなくてはいけないというほどではなく、それでいてたしかな読み応えがあるという絶妙な長さで、読後の余韻は120分程度の映画を見終えた後と近いものがあると思っています。それに3冊で終わるというのは作品を買い集めるにしても経済的に優しいですし、そういった点でも気に入っています。 選んだのは全5作品、順不同です。最初に書いている通り、現在の気分が強く反映されていますから、今回選外に漏れた作品がここで紹介する漫画よりも劣っているとかそういったことは特にありません。それでは始めます。 1.バララッシュ / 福島聡 (全3巻) この作品は比較的最近になって初めて読みました。もともと私が好きだった『ブラン

    全3巻で完結する漫画を紹介 - サイコキラー、再び
    amaikahlua
    amaikahlua 2022/06/08
    『万引きJK生けいおん部!』とかいう同人誌、めっちゃ気になるわ。
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