(5日午後5時48分に送信しました) [東京 5日 ロイター] - 日本株の売買ボリュームが膨らんでいる。海外短期筋 や個人投資家などの売りが続いており、不安定な相場だが、国内の年金勢などが下値で買 いを入れているという。1月米雇用統計などのイベント次第では、相場反転も期待されて いる。ただ、新興国や米経済に漂う不透明感は濃く、様子見を決め込む海外の長期投資家 がリスクオンに転じるには、しばらくかかるとの見方も多い。 <急落下で買いを入れた国内年金勢> 東証1部売買代金が膨らんでいる。前日は3兆6364億円と今年最大。5日の市場 でも3兆3064億円と今年2番目のボリュームとなった。前日は日経平均 が6 10円下落した「特異日」であり、打診買いによって売買ボリュームが増えても不思議で はないが、5日のような自律反発の勢いが弱々しい相場の中で、売買代金がこれだけ増加 するのは珍しい。 国内年