横浜地裁の敷地内で、庁舎出入口前に車回しを塞ぐようなかたちで放置駐車し、3日後に裁判所により裏手の駐車スペースまでレッカー移動された車の件が話題だ。法と現実のはざまを考える格好の題材といえる。 「動機」は不明のまま この件については、ツイッターなどで「動機」に関する話が拡散され、それが真実だという前提でいろいろと語られている。 例えば、「私有地に放置駐車している車を移動させたいと訴えた男性が他人の財産を勝手に動かしてはならないという判決を受けて負けたので、だったら自分の車も勝手に動かせないだろうと抗議行動に出た」といったものだ。 しかし、ファクトチェックをしてみたが、「なぜ男性が裁判所の出入口に車を置いたのか?」という最も重要な点について、いまのところ信頼できる情報源が何もない。 第一報を出した地元の神奈川新聞はそこまで報じていないし、続報を出した日テレNEWSが車の張り紙を撮影して報じて