好天に恵まれた5月27日(土)の12時すぎ。埼玉西武ライオンズの本拠地・ベルーナドームには、開門直後であるにもかかわらず、入場待ちの長い列はなかった。 この日のチケットはCOACHとのコラボユニホーム付きとあって、開催1カ月前に約3万1500枚のチケットは完売している。プロ野球の試合では多くの場合、試合開始時間の2時間前に入場ゲートが開く。 チケットが完売しているゲームともなれば、かつては最も混雑する開門直後には、最寄りの西武狭山線・西武球場前駅の改札口付近まで入場を待つ人の長蛇の列が延びていた。 が、この日はその開門直後の時間帯ですら、電車を降りて一番混んだ列の最後尾に並んだ人が、わずか5分でチケットのチェック、ユニホームの受け取りを経てゲートを通過できていた。 入場ゲートでの手荷物検査を廃止 状況を一変させたものは何か。手荷物検査のセルフ化である。ベルーナドームでは昨シーズンから入場ゲ