書店員などが最も薦めたいマンガを選ぶことしの「マンガ大賞」に、高校の漫画研究会を舞台に作品を生み出すことの喜びや苦しみを描いた、とよ田みのるさんの「これ描いて死ね」が選ばれました。 ことしで16回目となる「マンガ大賞」は、書店員を中心とする有志がほかの人に最も薦めたい作品を投票によって選ぶ賞で、受賞作が映画やテレビアニメになるなど、影響力の大きい賞として注目されています。 27日に東京 千代田区で授賞式が開かれ、ノミネートされた11作品の中から、とよ田みのるさんの「これ描いて死ね」がことしの大賞に選ばれました。 この作品は、東京の離島に住む高校生の安海相が、仲間たちと漫画研究会を立ち上げ、マンガを描くことの喜びや苦しみを分かち合いながら成長していく姿を描いた青春劇です。 作者のとよ田さんは、主人公が暮らす島のモデルとなった伊豆大島出身で、2002年、高校生の等身大の恋愛を描いた「ラブロマ」