新しいフレームワーク「QuickTime X」 QuickTime PlayerというUIにメスを入れた一方で、内部的にも改善を加えた。それがQuickTime Xである。 QuickTime Xは、1991年のコードをベースにずっと「建て増し」されてきたQuickTimeに別れを告げて1から作り直された。H.264、AACといった現代的なコーデックに最適化しており、ハードウェアの機能を直接利用できるようにして性能をより高めた、新しいフレームワークなのだ。 とはいえ、一般のユーザーや、QTKitを使っている開発者にとってQuickTime XとこれまでのQuickTime 7の違いは分からない。QTKitのAPIはこれまでと同じで、内部だけを QuickTime Xに差し替えて動作するためだ。 一方、32bit環境では、旧来のアプリケーション向けにネイティブAPIが提供されるものの、こちら