阪神が、この日の広島戦でセ・リーグ通算1万試合に到達する。今季、パ・リーグでは西武、ロッテ、ソフトバンクがリーグ通算1万試合をクリアしているが、セ・リーグでは阪神が最速になる(1リーグ時代からの通算1万試合には15年に到達しているが、これも最速だった)。 そう聞いて、疑問を抱く方もいるかもしれない。なぜ阪神がリーグ最速で到達なのか。なぜパ・リーグではすでに3チームも到達しているのか。各球団の試合数を合わせることは記録面の公平さなどを考慮すると当然だし、なぜ試合数に差があるのか? それは、かつてセとパで試合数が違ったり、シーズン途中の打ち切り、引き分け再試合が存在した時代があったからだ。 たとえば、2リーグ制になって2年目の1951年(昭26)はシーズン後に日米野球が予定されていた。同年9月にコミッショナー裁定がくだされ「ペナントレースは10月9日を最終日とする」と公式戦の日程打ち切りが決め