新製品開発プロジェクトの業績や効率性を、投資・売上・利益の累計金額と、調査・開発・製造にかかる時間との関係から総合評価する手法である。ここで利用されるグラフも「リターンマップ」と呼ばれる。米国ヒューレット・パッカードが創案した。 リターンマップは、製品の企画・調査から開発(R&D)、製造・販売(マーケティング)を経て市場に導入され、収益を挙げるまでの「投資」「売上」「利益」に「要した時間」の要素を加えてグラフに表すことで、これにかかわるチームメンバーの貢献度を総合的に評価する。 この評価手法を用いることで、新製品開発プロジェクトに参加するメンバーに共通の尺度ができ、メンバー各々の行動が共同作業全体にどのような影響を及ぼすかを把握できるようになる。その結果、チームの視点は「何をすべきか」にシフトし、チームの中に自己規律が生まれるという。 リターンマップは縦横2軸の推移グラフで、基本的には横軸
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