ドーピング検査で陽性反応が出た女子テニスのマリア・シャラポワ選手は、10年間医師から処方されて服用していた薬の成分がことしから新たに禁止薬物に指定されたことを知らなかったと釈明しています。 ドーピングを巡っては、選手が競技力向上のために意図的に禁止薬物を使うケースがある一方で、病気治療の薬やサプリメントから本人が気付かないうちに禁止物質を摂取してしまうケースもあり、国内では未然防止のための取り組みが進められています。 制度ではJADAが薬剤師に対してドーピングについての講習や試験を行い、WADA=世界アンチドーピング機構が禁止物質をまとめた禁止表など、ドーピングの知識や情報を身につけることや、選手に対して正しい薬の使い方を指導することを求めていて、現在は全国でおよそ6500人が認定されています。 WADA=世界アンチドーピング機構は、ドーピング違反となる「禁止物質」を定めた禁止表の改訂を毎