静岡県裾野市の市民文化センターで先月下旬、スプリンクラーが突然作動して演奏会前のオーケストラの楽器などが水につかりました。 オーケストラ側は、演奏者5人が転倒してけがをし、およそ100点の楽器が水につかったとしていますが、裾野市からこの3週間余り被害に関する問い合わせはなく、対応が不十分だと訴えています。 裾野市の裾野市民文化センターでは先月24日、大ホールのスプリンクラーが突然作動し、舞台と舞台裏で大量の水が降り注ぎました。 市によりますと、当時オーケストラの演奏会の直前で、演奏者や楽器などが水をかぶり、このうち市が所有する音響や照明装置などで、1億5000万円余りの被害が出たということです。 けが人の有無やオーケストラ側の被害は、把握できていないとしています。 一方、焼津市のオーケストラ「シンフォニエッタ静岡」は、楽器を守ろうとした演奏者5人が転んでけがをし、このうち1人が肩の骨を折る