岸 博幸(慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科教授) 【第17回】 2008年11月28日 竹中平蔵 特別インタビュー(後編) 「日本が落ちぶれた本当の理由を語ろう」 「ポリシーウォッチ」 リニューアル記念企画 前回に続き、竹中平蔵・慶應義塾大学教授へのインタビューをお届けする。今回のテーマは、低下し続ける世界の中の日本の存在感。竹中教授は、政治の迷走もさることながら、日本人一人一人の力が落ちてきていると警鐘を鳴らす。今回は、前回以上に公の場で言わないような発言がたくさんあるので、是非ご一読されたい(聞き手・岸博幸)。 ―竹中教授は様々な国際会議で世界のリーダー達と意見交換していますが、金融危機を経て、彼らの最大の問題意識は何だと感じていますか。 何層もあると思うが、最大の問題意識は、新たな世界の秩序をどう作っていくかということではないだろうか。 G20などの場でも議論されるが