【ロサンゼルス=松尾理也】ロサンゼルス南郊ウィルミントンの住宅で27日朝、夫婦と子供5人の一家7人が銃で撃たれて死亡しているのが見つかった。地元テレビ局には直前に、父親から「職を失った。家族を殺して自殺する」との内容のファクスが送りつけられており、警察は解雇を苦にした一家心中の可能性が強いとみて調べている。 地元メディアによると、死亡したのは、父親のアービン・ラポー容疑者(40)と母親のアナさん、そして8歳の長女と5歳になる双子の女の子、2歳になる双子の男の子の7人。ラポー容疑者の傍らで短銃が発見されており、家族を射殺してから自らも自殺した可能性が高い。 テレビ局に送りつけられたファクスは、夫婦がともに医療スタッフとして勤務していた病院から解雇を言い渡され、その際に「なぜ働きに来るのか」と問い返されたうえ、「頭を撃ち抜いた方がいい」といわれ、侮辱的な言葉を浴びせかけられたと主張している。