最初のチャータースクール チャータースクールという新しい公立学校の開校・運営システムが制度化されたのは、1991年、ミネソタ州でのことであった。そして1992年に最初(全米初)のチャータースクール、「シティー・アカデミー」がセントポール市に開校した。 チャーターとは チャーターという概念は1980年代にアメリカで議論され始めた。「チャーター」を日本語に訳すと、「特別認可」「特別許可」とするのが適当である。特別認可・特別許可で開設された公立学校、それがチャータースクールである。普通の公立学校とは違う、自分たち独自の「学校」をつくりたい保護者や教師、地域団体などのグループがあるとする。開設したい学校の構想をまとめたら、「チャーター」を申請する。「チャーター」が州や学区から下りたら、自分たちの学校を始めることができる。 州が支出している公立学校運営費を生徒の人数分だけもらえるため、それでやりくり