<連載 全12回> CSV実践講座(第6回) CSV実践について研究するページです。 *万が一文中に解釈の間違い等がありましても、当社では責任をとりかねます。 本文書の改訂は予告なく行われることがあります。 1. はじめに CSVを実施するにあたって、テストはもっとも重要なアクティビティである。必要な文書を一通り揃えるだけの形骸化されたCSV実施では、本来のシステムの信頼性を保証するという目的は達成されない。 ソフトウェアの特徴は、欠陥が長期間潜んでしまうことにある。ハードウェアの場合、欠陥は比較的容易に検査することができる。またハードウェアの異常は音や振動、動作状況により事前に察知できることが多い。これに対してソフトウェアの欠陥は、初期のテストでは発見されず、数年使用している中で突然発生することがあり得るのである。これは時間やリソースの制限から、あらゆる動作環境や入力条件をあらかじめ