まず、玄海町で白血病による死者数が相対的に多いのは確かそうです。県平均やそのとなりの唐津の平均よりも2倍以上多くなっています。白血病は小児性の印象が強いでしょうが、実は高齢者に多い病気であり、年齢構成による補正が必要なのですが、それでもなお、玄海町では多そうなことが推察できます。 しかし、「白血病が増加」しているかというと、統計的に有意に増えているとは言いがたいこともわかります。何しろ、0人から6人と年によりおおきくばらついており、「傾向」を読み取るのは無理です。また過疎高齢化が進展しており、その分の自然増も起きるはずです。 さて、「全国平均の6倍」という数字は正しいのでしょうか?また、「原発周辺で」と原発立地と白血病増大の因果関係がありそうなことを匂わせるこの見出しは妥当なのでしょうか?この答えは、九州の有力紙、西日本新聞の「 HTLV1対策元年:九州の54市町 全国比2倍超 03―07
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