(ちなみに1はこちら。→「許すこと」なんてくそくらえ - 「鏡の法則」について) 最近読んだ本の中に、「鏡の法則」について考えるヒントになりそうなくだりがあったので、メモ。 善人とは「嫌い」に向き合わない人と言えます。この人種には大きく分類して二通りある。一つは、自分はいつも善意の被害者であり、相手がいつも加害者であるという人。自分の加害性にまったく盲目なのです。こういう善人は常に愚痴ばかり言っている。自分の善意がいかに酷たらしく裏切られたか、その苦難の体験を次々に腹に詰め込む。しかも、彼らは決して当人に仕返しをしないのはもちろん、裏切られたということさえ仄めかしませんから、相手はまったく気づかない。気づかないでにこにこしているうちに、じつは深いところで恨みを募らせ、切り捨てているのです。 もう一つのタイプは、すべて他人は善人だとみなす人。相手の悪意も善意に切りかえて解釈しようとし、すべて