特集 2008.11.18 下北沢に息づき始めた四つ折りフリーペーパー「路字」 発行人・金子さん、編集人・仲俣さんに聞く ■「メディアづくりの実験として」 ── 創刊までの経緯を教えてください。 金子 まず、世田谷区に地域風景資産という制度があるので、小さな媒体をつくり、下北沢の3つの路地を推薦するつもりでした。そこで昨年末に編集者の藤原ちからさんに声をかけたのが始まり。でも、特定の場所だけを守ることに疑問を抱き、推薦は途中で辞退しました。一方、僕には再開発反対運動を続けて4年、下北沢の良さをきちんと言葉にしてこなかったという反省があったので(注1)、いずれにしても、それを形にしたかった。ただ、当初は(構想自体が)ペラ1枚の話だから仲俣さんに声をかけづらかった。 仲俣 でも、雑誌だったら大変だから断っていましたよ。僕もちょうど 雑誌やブログとは違うアクチュアルなものをやりたかったんです。で
![下北沢に息づき始めた四つ折りフリーペーパー「路字」 発行人・金子さん、編集人・仲俣さんに聞く](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/67ab06fd6d7d6dc06c1ab183c1e434910e6ec9ab/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimages.keizai.biz%2Fshimokita_keizai%2Fcolumn%2F1227007437%2F1236316929.jpg)