2014年に亡くなった名優・高倉健さんの付き人を約40年にわたって務めた西村泰治氏(78)が健さんとの日々、絆について語った。西村氏は健さんの実像に迫り、第40回モントリオール世界映画祭でドキュメンタリー部門の最優秀作品賞を受賞した映画『健さん』(全国公開中)にも出演している。 【写真】生き様がにじみ出た高倉健さん 「これからダンナ(健さん)のこと、話しますで」と健さんのお気に入りで指定席もあった京都・烏丸御池の喫茶店「イノダコーヒー」で話し始めた西村氏。健さんの分のコーヒーも頼んだ西村氏は、健さんとの出会いのきっかけは中村錦之助(後の萬屋錦之介)さんだったことを明かす。東映撮影所に出入りしてチョイ役で映画にも出演していたという西村氏は、錦之助さん主演の時代劇映画『祇園祭』(1968年)で共演した健さんに「カッコいい!」と惚れ込み、錦之助さんに紹介してもらって付き合いが始まったという。