2010年8月にいすみ鉄道が存続することが決まりました。 私はホッとしましたが、ここで気を抜いてはいけないと思い 「存続が決まったところからが本当のスタートなんです。」と地域の人たちに申し上げました。 いすみ鉄道沿線には悪い前例があります。 国鉄木原線時代に何とか廃止を免れようと、沿線住民たちが用もないのに列車に乗って乗車人員を増やしました。 いわゆる「乗って残そう運動」というやつですが、その結果、木原線は廃止にならずに、第3セクターいすみ鉄道として存続することができたわけですが、「存続」した瞬間から、地域は安心してしまい、乗って残そう運動は下火になりました。そして、いすみ鉄道として開業してから乗客数は20年間右肩下がりが続いていたのです。 今回、いすみ鉄道が存続することができましたが、ここで気を抜いてはまた20年前と同じになると思ったので、(2010年8月の)存続決定のご挨拶