海外で先行配信されたスマートフォン向けゲーム「ポケモンGO」の爆発的なヒットが、各国で社会現象になっている。拡張現実(AR)と呼ばれる技術を用い、スマホのカメラに映る実際の風景の中に現れるキャラクターを捕らえ集めるゲームだが、米国では、画面に集中するあまり、事故に巻き込まれるプレーヤーが続出。米メディアは過熱するブームに警鐘を鳴らしている。一方、韓国では、ポケモンのような世界的人気キャラクターを生み出せていない現実に、やや自虐的な論調が見られた。 「グッドニュースといえば、家に座ってパソコンの画面をばかり見ていたであろう人々が、外へ出て少し体を動かし、見る価値のある景色を見るようになったことだ。スマホの画面から顔を上げることを覚えていたら、の話だが」 米マサチューセッツ州ボストンの地元紙、「ボストンヘラルド」の社説(電子版、16日)は、「ポケモンGO」のメリットをこう指摘した。これまで引き