会議中、あるいは卒業式や入学式で突然、女性教諭が体調を崩す。大阪市立加美北小(大阪市平野区)では数年前から異変が相次ぎ、教諭たちは、女性ばかりが襲われる原因不明の「眠り病」といって恐れていたという。 元同校教諭の女性(64)=京都市=は2005年4月下旬、学年会議中に突然、机に突っ伏し眠り始めた。食べた直後の菓子を口からこぼしていた。病院に搬送され、目覚めたのは45時間後だった。 その2カ月後にも会議で菓子を食べた直後に倒れた。病院に運ばれ、「大量の睡眠導入剤を飲んだときの脳波だ」と言われたが薬を飲んだ覚えはない。自分の体調に異常があるのではと不安になったという。