コンサルタントという職務上、経営トップの方々とお話しさせていただく機会が多いのですが、みなさん、非常に高い問題意識を持っておられます。お立場を考えれば当然です。 経営トップの方々から実際にお聞きするのは、たとえばこんな思いです。 「自分たちが何屋であるか再定義し、グローバル競争を勝ち抜きたい」 「顧客視点で現状の事業前提を見直し、ブランド基軸の経営に転換したい」 「経営の課題を社員に自分ゴト化させ、日本でトップの競争力をもつ会社にしたい」 そして、なかには、こんなご依頼もあります。 「事業戦略を刷新してブランドを磨き直したいので、パートナーとして寄り添ってください」 問題意識を持つ経営者の方々に共通しているのは、事業経営とマーケティングが乖離し始めている現実に非常に危機感をもっておられることです。それは、「失われた20年」の中で賢明な経営改革を重ねてきた結果でもあるのですが、今後の成長戦略