完璧な匿名化とは別の議論として、パーソナルデータの利活用にトラストフレームワークを構築することの重要性が高まっている。 経済産業省では、異なる組織間でユーザのID(アイデンティティ)データを連携し、サービスの質の向上を図る仕組み「ID連携トラストフレームワーク」に取り組んでいる。現在はルール、認定制度等の検討やユースケースの実証など、ID連携トラストフレームワークの整備に向けた取り組みを進めている。 ▼ID連携のトラストフレームのイメージ(経済産業省) 今回は経済産業省のキーパーソン満塩尚史氏に、トラストフレームワークがパーソナルデータの利活用をどう支えるかを伺う。(聞き手:JIPDEC) ビジネスドリブンで義務的な個人情報取得の同意を取っているが故に、利用者にデータの利用実態に疑念を持たれる。 ──まずは経済産業省の視点で、なぜいまトラストフレームワークを検討するのか、教えていただけま
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