小田急電鉄が川崎市多摩区の「向ケ丘遊園」跡地で温泉掘削許可の申請を行い、昨年9月に神奈川県から許可が下りていたことが7日、分かった。 小田急モノレール 模型で復活 向ケ丘遊園は2002年に閉園。同社は集合住宅などを建設する基本計画を10年に撤回した。新たな計画を練り直しており、市は「生田緑地全体の魅力向上に資するにぎわいや憩いの空間創出」が図られるよう協議する方針。 石本孝弘多摩区長は同日の市議会予算審査特別委員会で「温泉掘削については昨年5月に掘削許可の申請が提出され、9月に県の許可が下りた。現在、工事着手届は提出されていないが、今後、掘削工事が進められるものと考える」と説明した。公明党の菅原進氏(多摩区)の質問に答えた。