ブックマーク / www.newsweekjapan.jp (6)

  • スーダンを翻弄する、「野心丸出し」2人の軍人による「醜い権力争い」

    ケニア・ナイロビのジョモ・ケニヤッタ国際空港に到着したスーダンからの避難民。ケニア国防軍(KDF)による手続きを待つために軍用機で待機(2023年4月24日撮影)Thomas Mukoya-REUTERS <「エジプトの影がちらつく国軍の指導者」vs「アラブ諸国とつながる軍事組織RSF司令官」。2人の男の確執が国を地獄に突き落とす> スーダンの事実上の支配者であるアブデル・ファタハ・ブルハン将軍と、準軍事組織・即応支援部隊(RSF)を率いるモハメド・ハムダン・ダガロ司令官。この2人の軍人の確執がいつか大きな衝突をもたらすことを、専門家は長い間危惧してきた。 4月18日の時点で、国軍とRSFの衝突による死者は185人を超えた。首都ハルツームには散発的に銃声が鳴り響き、大規模な停電が起こり、空港では民間機が被弾した。衝突はエチオピアとの国境地帯にも及んでいるらしい。 ブルハンとダガロの対立が表

    スーダンを翻弄する、「野心丸出し」2人の軍人による「醜い権力争い」
    an_non
    an_non 2023/04/25
  • 「ロシアは勝てないが、ウクライナも勝てない」──「粘り勝ち」狙いのプーチンと戦争が終わらない理由とは?

    ロシアは勝てないが、ウクライナも勝てない」──「粘り勝ち」狙いのプーチンと戦争が終わらない理由とは? <持久戦に持ち込めば勝ち目があると見込むプーチンだが、西側諸国の「支援疲れ」は見られない。他方、ウクライナNATOとEU加盟も頭の痛い問題> ロシアウクライナ侵攻が始まって11カ月。8年も続く紛争の最終段階でもあるこの侵攻が、近いうちに終わることはまず期待できない。 昨年2月24日の侵攻開始後まもなく停戦交渉が始まったが、双方の要求に決定的な隔たりがあり協議は難航を極めた。しかもウクライナでは、首都キーウ(キエフ)郊外からロシア軍が撤退した後、むごたらしい住民虐殺の証拠が見つかると、徹底抗戦を求める声が一気に高まり、4月までに交渉は完全に頓挫した。 戦争を終わらせるには交渉が必要なことは双方とも認めるが、ウクライナロシアの現実認識は大きく懸け離れている。ウクライナが望むのはロシア

    「ロシアは勝てないが、ウクライナも勝てない」──「粘り勝ち」狙いのプーチンと戦争が終わらない理由とは?
  • ユナイテッド航空「炎上」、その後わかった5つのこと

    <ユナイテッド航空の株価は下がり、過去の「約束」が明るみに出され、ライバル社に揶揄され......。謝罪声明を出しても、まだ終わりそうにない危機> 米ユナイテッド航空で4月9日に起こった「事件」の火は、いまだ消える気配がない。 場所はシカゴのオヘア空港。ケンタッキー州ルイビルへ向けて出発予定のユナイテッド航空3411便の機内で、乗客が座席から暴力的に引きずり出された様子がソーシャルメディアに投稿され、瞬く間に拡散していった。 【参考記事】オーバーブッキングのユナイテッド航空機、乗客引きずり出しの一部始終 同社はその後、2度にわたって謝罪声明を出したが、それでも鎮火とならず、いまも火力は増しているようだ。その後に起こったこと、わかったことを整理する。 株価急落、一時は10億ドルを失った 炎上を受け、持ち株会社であるユナイテッド・コンチネンタル・ホールディングスの株価は11日、4%急落した。企

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  • アパホテル炎上事件は謝罪しなければ終わらない

    <元・中国人からのアドバイス。不当な要求ではあるが、中国共産党からGOサインが出ている以上、今回の愛国主義の動きは、なんらかの落としどころがなければ鎮火しない> (写真は東京のアパグループ社) 新宿案内人の李小牧です。今回はアパホテルの炎上事件を取り上げたい。 ご存じの方も多いだろうが、事件の経緯について簡単に説明しよう。アパホテルの全客室には南京大虐殺否定論の書籍が置かれている。著者は藤誠二。元谷外志雄グループ代表のペンネームだ。1月15日、中国の動画配信サイトでこの事実を取り上げた動画が公開され、爆発的な話題となった。 20日現在、再生回数は1億回を突破している。さらに中国外交部報道官が批判したほか、中国共産党の準機関紙である環球時報には「病的歴史観だ」とのコラムが掲載された。また中国の大手旅行会社ではアパホテルの予約ページが削除されるなど事態は拡大している。 さて、皆さんはこの問題

    アパホテル炎上事件は謝罪しなければ終わらない
  • オバマ米大統領の退任演説は「異例」だった

    <1月10日のオバマの退任演説は大きな注目を集めたが、実はきわめて「異例」のスピーチだった。歴史上、あのような形で最後の演説を行った大統領はいない> 第44代アメリカ大統領のバラク・オバマが10日夜、大統領として最後の演説を地元シカゴのコンベンションセンターで行った。さながらロックコンサートのような熱気の中、約1時間にわたった演説は大いに注目された。ワシントン・ポストは演説の最中から原稿を書き起こし、注釈をつけて続々とサイトに掲載していった。 オバマは医療保険制度改革(オバマケア)や雇用創出など、2期8年の任期中の成果を訴える一方、民主主義などアメリカの価値観を守っていく必要性に多くの時間を割いた。ミシェルと2人の娘らへの感謝を述べた終盤には涙も見せた。途中、割れんばかりの拍手が何度も沸き起こり、「もう4年!」といった声が聴衆から相次いだほどだ(オバマはそれに対し「それはできない」と答え

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    an_non
    an_non 2017/01/12
  • 北方四島「面積の二等分案」は検討可能なのか?

    ここへ来て、日ロシアの外交が活発になってきているようです。森元首相が特使としてプーチン大統領との会談まで行われ、もしかしたら北方四島の帰属問題に関して大きな進展もある、そんな展開になって来ました。ゴールデンウィークの前後には、安倍首相の訪ロという可能性、更にはそこでプーチン大統領との何らかの「合意」もという報道も見られる以上、相当に交渉は進んでいるのかもしれません。 報道によれば、プーチン大統領は「双方が受け入れられる均等な案」を主張しているようです。それが何を意味するかということでは、今のところ2つの説があるようです。 4島のうちの「2島」すなわち、1950年代の日ソ国交回復以来言われている「2島先行返還論」のように、色丹島と歯舞諸島の「2島」という話ではありません。面積比で言えば、色丹と歯舞では、「4島」の面積の5%にも満たないわけで、「均等な案」にはならないからです。 恐らく、現

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