京都大学は28日、宇宙空間に太陽光パネルを広げて地上にエネルギーを送る「宇宙太陽光発電」の実証実験施設が完成したと発表した。実現の大きなカギを握る、エネルギーを無線で遠隔地へ送る技術の実証施設としては世界最大規模という。今後普及が進むと期待される電気自動車を、コンセントを使うことなく充電する技術の開発にも利用できるとしている。宇宙太陽光発電はロケットで打ち上げた太陽光パネルを使う。発生した電気
地球の内部で生じている熱(地熱)の半分は、地球が形成された約40億年前に発せられた「原始の熱」の名残であることを、東北大を中心とする国際研究チームが、地球内部から飛来する素粒子ニュートリノの観測を通じて突き止めた。残り半分は、地中の放射性物質が自然に崩壊する際に出す熱(崩壊熱)とみている。地熱の由来はさまざまな仮説があるが、観測で確認したのは初めて。17日付の英科学誌ネイチャージオサイエンス電子版に発表した。 地熱は、地震や火山活動を引き起こす原動力。これまでの調査で、地球全体の地熱は計44兆ワットとされている。 チームは岐阜県飛騨市神岡の鉱山の地下1000メートルにある装置「カムランド」で、ウランやトリウムが崩壊する際、熱と一緒に放出する「地球ニュートリノ」を観測。2002~09年の7年8カ月間に106個をとらえた。計算したところ、これだけの数の地球ニュートリノが観測されるために必要な、
2008年02月08日 06:30 【北海道新聞】が伝えるところによると、【宇宙航空研究開発機構(JAXA)】は2月20日から、宇宙の太陽光を発電に利用するシステム構築のための、マイクロ波電送実験を【十勝管内大樹町多目的航空公園】で開始するという。大樹町は「宇宙のまちづくり」をスローガンに掲げており、航空公園では今実験に限らずさまざまな航空宇宙関連の実験が行なわれている。 「宇宙太陽光利用システム」(宇宙太陽発電システム、SSPS)の詳細は【JAXA内のレポート、PDF】【京都大学生存圏研究所のレポート、PDF】でも説明されているが、要は「宇宙空間に巨大な鏡を使って得られる太陽エネルギーをマイクロ波やレーザーに変換した上で地上に無線電送。そのエネルギーを電気や水素などの無公害燃料に変換して利用する」というシステム。後者レポートでは2020~2030年の商用システムの運用開始を目標としている
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