東京工業大学がインターネット上で無償で講義ノートやシラバス(一学期間の教授細目)を公開する「オープンコースウェア(OCW)」と呼ばれる取り組みを強化している。OCWは2001年にマサチューセッツ工科大学で始められた。講義ノートやシラバスなどの情報を無償で教育資源として提供することで学習機会を広く提供していくことが目的である。 日本では昨年5月に、大阪大学、慶応義塾大学、東京工業大学、東京大学、早稲田大学の6校によって日本OCW連絡会(現日本オープンコースウェア・コンソーシアム、JOCW)が設立された。同年12月には名古屋大学が、今年4月には九州大学と北海道大学がOCWを開始している。各大学がそれぞれOCWサイトを立ち上げ、一部の教員がそこで講義情報を公開している。 開始からちょうど1年たつものの、各大学のOCWサイトでは情報を公開している講義数はなかなか伸びていない。そのなかで飛躍的に講義
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