日本シーゲートは5日、無線を用いたネットワークストレージ技術「DAVE」(Digital Audio Video Experience、開発コードネームCrickett)を発表した。携帯電話などのモバイル機器のハードディスクドライブ(HDD)を外付けにし、データのやり取りを無線通信で行うための技術。本技術により、HDDの大容量化、機器自体の小型化や低消費電力化などが図れる。機器とHDD間のやり取りは無線で行うため、ポケットに携帯電話、かばんの中にHDDを入れる、といった使い方ができる。 「DAVE」技術を用いたマルチメディア再生のデモ機 外付けのHDD(1.8型を使用) 。充電はUSBバスパワーを使う 小型化や低消費電力化の要求が厳しいモバイル機器において、HDDはサイズも消費電力も大きい。一方で、マルチメディアデータの増加により、ストレージの大容量化が求められているが、一般に大容量のHD