企業の業務システムへのパッケージソフト導入が進むなか、ERP(Enterprise Resource Planning)の選定や導入で失敗したり後悔しないためには、ITベンダーのいわゆる宣伝や常套句に惑わされない的確な意志決定が重要となります。 この連載コラムでは、ERPの選定や導入などの際に見抜くべきポイントや、おさえておくべきツボを企業のIT戦略アドバイザーであるITR(アイ・ティ・アール)のシニアアナリストである浅利浩一氏が、経営トップ/経営層などに向けて企業戦略等とからめてズバリ、分かりやすく解説します。 これまで連載してきた5回は、ERPパッケージはどのような特徴や効果があるのか、どのように選定しくべきなのかを中心に述べてきた。ERPパッケージ導入の検討段階や、企画段階に向けた内容といってもいいだろう。 この連載も折り返しの節目である。残る5回は、ERPパッケージの導入を開始した