10億ドルあれば、地球環境を救うことができるだろうか。George Soros氏はそう期待している。 億万長者の資本家で慈善活動家でもあるSoros氏は、自身の財産の一部をクリーンテクノロジに投資し、地球温暖化と戦うことを計画している。Soros氏は現地時間10月10日、デンマークのコペンハーゲンで開催された編集者フォーラム「Project Syndicate」で基調講演をし、新計画を発表した。 Soros氏によれば、同氏はクリーンエネルギーテクノロジに10億ドルを投資し、新しいClimate Policy Initiativeに1億ドル(向こう10年間にわたり毎年1000万ドルずつ)を提供していくという。Climate Policy Initiativeは、気候変動対策を促進する監視団体のような組織だ。 「地球温暖化は政治的な問題だ」とSoros氏は当地に集まった編集者に向けて宣言した。