2014年7月、ソニーから独立した「VAIO」。2月16日にはプレミアムクラスのパーソナルコンピュータ「VAIO Z」シリーズを発表して、他のWindowsパソコンとは異なる価値を提供できる力を持っていることを証明した。その注目度の高さは衰えておらず、国内市場におけるVAIOブランドの強さを再確認した。 そのVAIOが、仮想モバイルネットワーク事業者(MVNO)の日本通信と協業し、スマートフォンを開発していると聞いた時、VAIO Zシリーズとイメージが重ねて、こだわり抜いたハイエンドのスマートフォンが登場することを期待した読者もいたことだろう。しかし、3月12日に明らかになったVAIO Phone(VA-10J)は、VAIO Zとはまったく異なる性格のものだった。 結論からいえば、多くの報道は「ガッカリ」というネガティブなもの。実際、そうみられても仕方がない面がある。 端末スペックはAnd
「これは厳しいな」 長らく待たされてきた日本通信とVAIOによる“VAIOスマホ発表会”。通常の発表会であれば、メディア陣は意気揚々と目をキラキラさせて、新製品を我先に触り、写真を撮りまくるのだが、今回の発表会は違った。誰もが表情を曇らせ、某アニメ番組の表現の様に顔に縦線が入っていたのだ。 冒頭の発言は、会場のどこからか聞こえて来たものだが、自分自身もまったく同じ感想を持っていた。 実際のところ、端末自体は悪くない。おそらく「日本通信のオリジナルスマホです」と言えば、なんら問題なかったろう。ネット上では「パナソニックの『ELUGA U2』と同じ」と言われているが、日本通信が自社ブランドで調達したのであれば、納得がいく。 しかし、今回は“VAIO”というブランドを掲げ、2014年12月の日経新聞によるリーク報道、それに続く両社の正式発表プレスリリース、さらに発表が遅れ“箱だけを発表する”とい
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