「集中豪雨的」報道になってはいないか(1/3) 新型インフルエンザの国内感染は18日未明までに、神戸と大阪の高校生らを中心に96人に拡大した(検疫で見つかった4人を含む)。さらに広がる勢いだ。 17日の朝刊は関西地区での最初の8人の感染までを報じたが、朝日と読売は一面トップの扱い。民主党の新しい代表が選出されたニュースは二番手にした(日経と毎日はトップが新代表、感染は脇=いずれも東京発行最終版)。 どちらをトップに据えるか、整理の担当者は悩んだかもしれない。それはともかく、メキシコでの「豚インフルエンザ」発生が報じられてこの方、私にとって一番役に立った情報は新聞、テレビにあらず。16日の当サイト「あらたにす」が、「WEEK・END 時の人」で再録した岡部信彦・国立感染症研究所感染症情報センター長の講演内容だった。 8日、日本記者クラブでの講演で、厚生労働省の新型インフルエンザ専門