イスタブリッシュメントすなわちネットの「こちら側」と、「あちら側」に二股をかけている自分には、この本は痛すぎる。 梅田さんの「ウェブ進化論」を読んで泣きました、だなんて、泣いている暇あったら、とっとと自分の道を邁進せよ、とも思うのだが、これ、本当の話。梅田さんのエントリ「いま製作中の新聞広告で、ブログ書評から言葉を」に引用されていた江島さんの一言、 ネットはつまみ食いしてるだけという保守主義者は四の五の言わずとにかくこれだけは読め。たったの250ページだ。 に、複雑な共感を覚え、この泣けてくる感情を今日の独り言として、吐き出しておきたくなった。内容についての議論は、別エントリに書くとしよう。 この本の一番泣けた部分は、第三章「ロングテールとWeb2.0」の「がっくりと肩を落としたコンピュータ業界の長老」の節だ。そのあまりに迅速な開発でGoogle自身や米国Yahoo Labを驚かせたという