オルタナティブ・ブログの方で何本か「情報洪水を防ぐには?」というテーマを考えてみたのですが(この記事やこの記事など)、必要な対策の1つとして「洪水になるまえに排水する(=情報を捨てる)」ということがあるなあと感じています。で、数年前に流行ったこんな本をいまさらながら読んでいたり: 「捨てる!」技術(辰巳 渚著、宝島社新書) 言わずと知れた、「捨てる」にはどうしたら良いかを真面目に考え、解説した本。この本を読んで、企業内における「情報を捨てる」仕組みに応用できないか考えてみました。 (1) イントラネット内に「夢の島」を造る 「夢の島」とは、例の東京湾に浮かぶゴミの埋立地。個人PCや部門サーバ内に蓄積されている情報で、いらなくなったものはこの「イントラネット夢の島」に移すというのはどうでしょうか。移動されたデータはすぐに消去されるわけではなく、一定期間(1年間程度)保存されてから自動的に(古