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2012年9月11日のブックマーク (1件)

  • 【正論】東京大学名誉教授・小堀桂一郎 乃木大将が殉じた明治の倫理観 - MSN産経ニュース

    ≪国際社会に衝撃を与えた割腹≫ 年は7月30日に明治天皇百年祭の斎行を見た。そこで自然の順序として9月13日には乃木希典将軍夫の百年祭を迎へる事になる。改めて言ふまでもない周知の史実だが、明治天皇の崩御から45日を経たこの日に、御大葬の葬列が皇居から青山葬場殿に向け出発するその時刻に合(あわ)せ、乃木大将は割腹自殺を以(もっ)て天皇の御跡を慕つての殉死を遂げ、静子夫人も亦、夫君のお伴(とも)をして自刃された。 この事件は当時日国内のみならず、広く国際社会に(それは世界中に、といつてもよい広範囲のものだつた)隈(くま)なく報道され、大きな驚きと、むしろ衝撃を与へた大事件だつた。殉死といふ死に方は西洋文明圏の古代・中世史にも実例が皆無といふわけではないが、現にキリスト教文化圏を形成してゐる欧米の文明諸国の人々にとつて、20世紀の現在に、主君である一帝国の君主とその臣下としての世界的な名望