大麻成分で医療従事者の負担軽減を ブラジル連邦大、300人に実験 2020年07月26日07時07分 医療用大麻の普及を目指すブラジルのNPO「ABRACE」の施設で栽培されている大麻=ブラジル・パライバ州(Cesar Matos氏撮影・時事) 【サンパウロ時事】ブラジルのサンタカタリナ連邦大学(南部サンタカタリナ州)が、新型コロナウイルスと最前線で闘う医療従事者にマリフアナ抽出成分を投与し、ストレス軽減効果を測る臨床試験に乗り出す。全国300人以上を対象に8月に開始し、来年3月に結果をまとめる方針。 研究責任者のエリキ・アマゾナス准教授は「3月から医療従事者は疲労困憊(こんぱい)だが、ほぼ放置され、辞める人が出ているようだ。マリフアナ抽出油がストレス解消や緊張緩和に効果があるか見極めたい」と指摘。共同研究者で医療用大麻普及NPO「ABRACE」の薬剤師ムリロ・ゴウベア氏は「こうした研究は