世界不況や原油高などの影響で、運用コストの削減を目的としたグリーンITが注目を集めている。グリーンITを実現するうえで重要な役割を占めるのが“仮想化技術”だ。今回は仮想化技術の現状や今後について、ガートナージャパンの亦賀氏に話を聞いた。 2008年の日本のIT業界で注目されたキーワードに「グリーンIT」や「クラウドコンピューティング」が挙げられると思うが、グリーンITをサポートする技術として“仮想化技術”の進歩に注目が集まった年でもあった。その中でも、仮想化ソリューションでかなりのシェアを占める「VMware」に対して、その競合製品としてマイクロソフトの「Hyper-V」や、オラクルの「Oracle VM」が無料で提供されるようになったインパクトは特に大きい。 このように、今後数年間で激変することが予想される仮想化市場の現状と今後の予測を、ガートナージャパンでリサーチITインフラストラクチ