「戦々恐々としている」――。そう話すのは愛知県の運送会社社長。多発する車両・バッテリー盗難を受けてのコメントだ。一時期と比較して被害件数が減少してきた印象もあったが、ここにきて増加傾向に推移しているのが気になるところだ。防犯装置を設置するなど対策を強化している事業者も近年は増えているが、一部では事業者の防犯意識の低さを指摘する声も聞かれる。 愛知県・尾張地方の運送事業者では5月27日の深夜、4トンのユニック車が積み荷ごと盗まれるという事件が発生した。 事件前から、この地域や県内の他所で高級4WD車やイカリング(ヘッドライトに組み込む輪型の発光器)などの部品を含む車両盗難が起こっていたようだが、事前に所轄の警察からの呼びかけや警告などの注意喚起はほとんどなかったという。しかし実際は、同社社長の知人が外国人窃盗集団による車両盗難未遂に遭遇するなど、不穏な動きはあったようだ。同社長が警察に質問す
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