一括請負契約はソフトウェア開発にやっぱり向いていない、と改めて感じた。 理由は2つある。 【参考】 ERPの落とし穴part4~システム移行という名のデスマーチ: プログラマの思索 システムのリプレース案件が最も危険な理由: プログラマの思索 請負契約がソフトウェア開発者を苦しめている: プログラマの思索 【1】1つは、発注者は外部ベンダーにリスク転嫁しているつもりでも、リスク転嫁できていない。 結局、発注者に全てリスクで跳ね返ってくる。 発注者は、要件定義でガチガチに仕様を固めて、その仕様通りにリリースできたとしても、もし本番障害があれば、瑕疵担保責任でベンダーに追求できる。 民法の請負契約では、受託側は成果物の完成責任があるからだ。 しかし、その契約スタイルはソフトウェア開発になじまない。 たとえば、発注者が要件定義や外部設計をまとめて、ベンダーに開発工程を一括請負で委託したら、それが